域に愛される個人商店の味は、「その人」そのものであると
同時に地域の宝です。
真似ができない貴重なものですが、他の人に継承が難しく、
体調不良や家の事情で、なくなってしまうことも少なくありません。

そんな中で、高崎市が新しい取り組みをはじめました。
高崎市のプレリリリースよりー

群馬県高崎市(以下、高崎市)は、長年愛され、失うには惜しすぎる高崎市の絶品ローカルグルメを絶やさないために高崎市に点在する“古き旨きローカルグルメ”に特化したグルメサイト 『絶メシリスト』 を、世界各国で観光推進活動が行われる2017年9月27日(水)の「世界観光の日」にオープン致します。
【WEBサイト:https://zetsumeshi-takasaki.jp

このサイトは、高崎市の市民からの情報をもとに「絶メシ」リストを作成し、
広くサイト上で紹介しながら、お店の後継者・インターン生の募集を緩く行う機能を備えています。

「絶メシ」という言葉は、他では聞かない言葉ですが、市は独自に以下のような
定義をしています。

下記の要素を中心に総合的に判断・選定し、認められたものを高崎市の「絶メシ」として紹介しています。

●家族、もしくは少人数で営業している個人経営である(非チェーン店)
●昭和の空気を感じさせる歴史がある
●後継者問題を抱えている、もしくは後継者問題を抱えていそうである
●この店でしか味わえない絶品料理、雰囲気がある
●地元高崎市民に愛されている
●インターネット検索に出てこない、もしくはあまり情報がない

見た目は楽しいシティプロモーションですが、背景には、団塊世代の経営者が70歳を迎え、
廃業が急増することが予想される「2017年問題」があります。

昔ながらの伝統を、次世代の起業と組わせられる所に、地域の未来が生まれそうです。

 

地元に愛される名物店主の後継者探しを市が支援