水ジャーナリストとして全国の水道水を味わってきた
橋本淳司氏によるランク付で、塩谷町の水道水が
全国第5位に選ばれました。
■5位 栃木県塩谷町
「かつては修験者が身を清めたといわれる、樹齢数百年に及ぶ原生林に囲まれた町です。高原山の中腹にあり、湧水の町として有名ですが、水道水にはその地下水が使われています。他のどの水道水よりも甘みを感じる味わいが特徴です」
とのことで、関東平野で唯一のランクインでした。
1位から4位はどこでしょうか?
【水道水がおいしい市町村BEST5】
■1位 福井県大野市
「大野市はまわりが山に囲まれた盆地で、豊かな森林に蓄えられた水が湧き出ています。水道の原水にも使われている地下水は、遊離炭酸(水中に溶けている炭 酸ガスのこと)が少し含まれていることもあり、爽やかでしつこくない味わいが特徴です。ミネラル分を程よく含み、コクとまろやかさがあります」
■2位 熊本県熊本市
「人口80万人という大都市では珍しく、原水に100%地下水を使用しています。その水源は阿蘇山の火山灰土に染み込んだ雨水といわれ、地元の人が“水道からミネラルウォーターが出る”と自慢するほど。上流に菊池市がありますが、ここも湧水の里として親しまれています」
■3位 鳥取県米子市
「縄文時代から聖域として守られ、山岳信仰の霊場となってきた大山には、今なお豊かなブナ林が残されています。その栄養価に富んだ土壌にろ過され、地中に 蓄えられた天然水が、市の水道水に使われているわけです。pH値がややアルカリ性と人の体液に近く、身体にやさしく受け入れやすい水質になっています」
■4位 静岡県富士宮市
「富士山の山肌は水が浸透しやすく、そのため山麓まで川がありません。周辺には三島市、御殿場市(いずれも静岡県)、忍野村(山梨県)など名水で知られる 地がいくつもありますが、中でも注目なのが富士宮市の水道水です。天然バナジウムが含まれ、舌の上に乗せると爽やかに、スッと身体に入っていくような清涼 感があります」
という結果です。
塩谷町の水は水道水でもおいしい大切な宝物ですね。