『食』が人を動かします。
鳥取県智頭町は人口7069人、大阪からクルマで2時間の人口減少に直面している町に
大阪、関西地方や中国地方、さらには九州や関東、海外からもここを目的に、
多い時に1日400人も訪れるパン屋さんがあります。
パン屋さんの名前は『タルマーリー』
“だから僕らは、地域通貨のようなパンをつくることを目指す。
つくって売れば売るほど、地域の経済が活性化し、地域で暮らす人が豊かになり、
地域の自然と環境が生態系の豊かさと多様性を取り戻していくパン――。”
『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』渡邉格 講談社 2013
ただパンを焼くだけではなく、上記にあるような地域経済を考えたパン作りを掲げ、
書籍まで上梓する、情熱が、多くの人を惹きつけています。
こうしたお店の力は、一見すると商店による振興に見えますが、
本質は、『人』にあるようです。
もちろん、パンが美味しいことも大事ですけど。
【考えるヒント】遠くからも人が来る智頭町のパン屋