学校での教育のあり方がさまざまな分野から見直されています。
その1つがESD教育です。
ESDとは、Education for Sustainable Developmentの頭文字をとったもので、
持続可能な社会づくりの担い手を育む教育という意味です。
もともとは80年代の国連の自然保護活動の中から生まれた考え方でしたが、
21世紀に入ると、環境と開発の両立をはかるための教育という形へと内容が
発展してきました。
日本では、文部科学省(及び日本ユネスコ国内委員会)が窓口となり、
ESD教育を推進しています。
こうした教育の考え方が出てくる背景には、世界情勢が持続可能性を軽んじてきた
という反省を含む状況認識があります。
上の図にあるような関連する様々な分野を“持続可能な社会の構築”の観点から
つなげ、総合的に取り組むことがESDの考え方であり、それができるようになる
人材養成がESD教育と言えます。
ESD教育の対象は現在、学校に通っている10代-20代に限定されません。
いわゆるリカレント教育のひとつのあり方として場所や年齢やを限定せず、
時間にも縛られずに誰もが参加することのできるものです。
塩谷町の持続可能性を考え、学び、実践することもESD教育と言えます。
ESD教育とは?