の資料は、都内の中学校の校長先生(工藤勇一氏)によるものです。

内容がとても面白いので、要点を紹介します。

多くの学校では、目的と手段がごっちゃになっていると指摘しています。
たとえば、運動会。

同じようなことが学校の中ではいくつもあると指摘しています。

そういう目的と手段をごっちゃになった状況で、学校の先生方も多忙さが極まっています。
そこで、工藤校長は目的と手段をクリアにしながら、以下のような改善を進めました。

また、生徒には、修学旅行の企画を考えツアー会社に提案する機会を授業の一環として
設けています。

この方法、世田谷区の小学校の先生の手法に似ていますね。
麹町中学校は、越境入学は禁止されている、区立の公立小学校です。

工藤校長は、学校教育で優先することを「生徒の自律(自分でできるようになること)」
に置いています。そして、目的を”世の中ってまんざらでもない!結構大人って素敵だ!”と設定し、そう思えるような体験と経験を重ねる機会(手段)を学校が提供するように
しているとのことです。

こうした麹町中学校の環境も生徒の保護者をはじめ、学校に関連する大人や
企業がサポートすることで成り立っています。

「学校は何のためにあるのか?」からの取り組みが注目される公立中学校