町政がはじまって以来、50年を積み重ねてきた塩谷町ですが、 これまで、 次世代を担う若者を育てることに 力を注ぎきれていませんでした。 これは日本各地の多くの自治体でも同じです。 その結果、日本各地の町や市から若者が東京を中心として、 都市部に流出する現象が起きています。 その背景には、 ・次世代を担う若者を育てることに力を注ぎきれないまま、 変化よりも維持を重視する施策を続けたこと と ・人が育つとはどういうことかをあまり考えて来なかったこと の2つの理由があります。 人が育つということをいわゆる偏差値の高さや高学歴と思ってしまい、 教育熱心になったことで、学力があがった生徒達が、 こぞって高い偏差値や高学歴を目指して県外に流出してしまっている 県もあります。 いまの時代、"人が育つ"ということは、 「自分で考えて、問題を解決する手段を つくることができる人物になること」 です。 そして、私達1人ひとりや、地方自治体として塩谷町ができることは、 "自分で考えて、問題を解決する手段をつくりたい"と思う10代や20代に、 応援という抽象的なものではなく、具体的なものとして、 育つための情報と環境を提供することです。 町で育った人物が、産業を振わせ興すようになる道筋をつくること。 これが、どの世代にとっても町での暮らしが充実したものになる 重要な方策となります。 その方法はあるのか? という疑問もあると思いますが、疑問や不安をひとりで抱え込むのではなく、 町全体で意見を収集、集約しながら情報交換をオープンに行うことで、 世代をつなぎながら解決の道筋を見つけるのが『塩谷町民全員会議』です。 これから3月の間、平日の"ほぼ毎日"、町民全員会議ニュースは更新して、 回答結果の説明や、各地のニュースから、塩谷町を考える材料を紹介してゆきます。 どうかよろしくお願いします!
『人が育ち、産業を興すまちづくり』とは?